耐震リフォーム

日本に住んでいる以上必ずといっていいほど対策をしないといけないのが住宅の耐震リフォームです。
1996年に起こった阪神淡路大震災以降建築基準法が大きく見直されたので、比較的新しい住宅(戸建て、マンション問わず)は耐震設備や耐震基準を満たしたものがほとんどですが、それ以前に建てられた住宅については耐震基準を満たしていなかったり、耐震設備が備わっていない住宅も多いです。
そんな住宅はやはり耐震リフォーム工事をしないといけませんが、実際工事にあたってどれくらいの費用がかかるのか?どんな耐震リフォームがあるのか知らない人も多いと思いますので、これから説明する内容を参考にしてみてください。
まず最初に耐震リフォームの話をする前に日本の住宅の地震対策には主に下記3つの方法があります。

■耐震:耐震とは柱や、梁、壁などを補強して揺れに備える対策の事を言います。
■制震:制震とはダンパーという部材を設置して揺れを吸収する対策のことをいいます。振動を抑え、建物にかかる負荷を軽減させます。
■免震:免震は建物と地面の間に免震装置を設置する対策法の事で、建物に揺れを伝えにくくするというメリットがあります。

耐震リフォームの際にかかる費用ですが、一般的な相場では25~200万円程度と金額に大きな差があります。
これは勿論あくまで相場で、耐震リフォームの工事内容、住宅の状況などによって金額大きく変動します。
例えば建物全体を補強しようとすると当然ですがそれだけ費用がかかってしまいます。
ですが、耐震リフォームの場所を優先的に指定することで、予算を抑えることができます。
下記は一般的なリフォーム事例になりますので、参考にしてみてください。

1:土台や柱の劣化・腐食箇所の修復や交換リフォーム工事
2:筋交いや面材による壁や柱の補強工事
3:土台や柱を耐震用の金具に変更する補強工事
4:外壁や基礎部分のひび割れの補修工事
5:瓦屋根を化粧ストレートやガルバリウム鋼板などに変更する軽量化工事

勿論建物の状況にもよりますので、中には必要のない補強工事もありますので、その辺は耐震リフォーム専門の業者のかたと相談した上で決定してください。