バリアフリー
1996年に住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)が、床が段差なしにするなどの工夫がされた家(いわゆるバリアフリー住宅)について、融資額を200万円ほど上乗せする制度をスタートしましたことがきっかけで、日本の住宅でもバリアフリーの住宅が広まってきました。
バリアフリーにすることで老若男女問わず安心して暮らすことができ、家庭内での事故のリスクを減らすことに繋がります。
また掃除やメンテナンスも楽になることで、住まいの環境がよくなり、体の負担を減らすことにもつながります。
ではバリアフリーのリフォームについてはどのようなものがあるのでしょか。
1.手すりを設置する
多くの人が思い描くのが「手すり」と設置する事です。
例えば、階段や廊下、トイレ、お風呂等に今は標準で手すりがついている事も多いですよね。
勿論ただ単に設置すればいいというものではなく、必要な位置にしっかりと設置されている事が大切です。
例えばトイレだとドアの開閉時に体を支えたり、便座から立ち上がるときに姿勢を安定させるのに必要となります。
浴槽も同じで出入口の近くや浴槽の出入り、洗い場での立すわりや移動などに必要です。
勿論階段や廊下も転倒のリスクを極力減らすよう安全に移動するために設置が必要です。
特に古い住宅の場合は階段が急だったり、部屋と部屋の間に段差があったりと、足腰の弱ってきた老人や歩行が不安定な小さなお子様のいる家では手すりがあるだけでかなり安心感が変わってきます。